3.11→それでもニッポン元気だ、笑顔が旨(うま)い!

涙も笑いもあるから人生じゃないか!明日が「1ワット」でも輝くことを・・・

★満島真之介のドラマ「笑って泣ける生前葬」は考えさせられるなあ。でも、「生前葬」と長寿の関係とは・・・

 

 

満島真之介(みつしま・しんのすけ)が、出演するNHKドラマ「笑

って泣ける生前葬は、文字通り、「笑って泣け」ます。

 

 

このドラマは2014年5月5日に放映されましたが、これを見て、

いろいろと考えさせられました。

 

 

と言うのは、ここで中心になっている生前葬……。

 

 

これは、けっして最近に始まったものではないんですね。

なんと、江戸時代の文献にも、その記録が残っているほど。

 

 

ただ、当時の「生前葬」について述べると長くなりますので、それは

いまは横に置いておくとして、現在の「生前葬」は、子どもが引退す

る時期よりさらに親が長く生きるようになったために出現したので

はないか。

そう、ぼくは思っています。

 

 

もちろん、1990年代ごろから、女優の水の江瀧子さん養老孟

司さん、それにビートたけしさんなどが「生前葬」を行い、その影響

がいまに続いているのは間違いないでしょう。

 

 

だけど、それらの「生前葬」は、ただ世間の注目を引く……という意

味合いが非常に濃いものでしたから、それだけが、いまの「生前葬

のこうした広がりの原因とは、とても言えません。

 

 

いまの「生前葬」の広がりは、もっともっと意味の深いところにある

と言えます。

 

 

つまり、先述したように、老人が「死ぬことができなくなった」…

…という点です。

 

 

皆さん、勘違いしていらっしゃいますが、「長寿」と「長命」は、

意味がまったく違います。

 

 

「長寿」とは、文字通り寿(ことぶき)だと言うわけですから、そ

の人が存在することにより、自分も周囲も社会も幸せになるという

ことです。

 

 

でも「長命」とは、ただベッドに伏して、薬の副作用で苦しみながら、

白い天井を毎日眺めながめて、いつまでも「死ぬことがきない」こ

とを、言うわけですね。

 

 

あなたは、さあ、どちらを選びますか(笑)。

 

 

こうして、体中に管(くだ)を挿入され、スパゲッティ症候群と言

われるままで、いつまでもベッドの上で伏す。

そういう「長命」な老人が、日本中に増えています。

 

 

これでは、いくら長生きをされても、誰も「長寿」とは言いません。

 

 

日本ではこういう老人がグングンと増えているわけですね。。

 

 

なにしろ、100歳以上が4万人になったと言っても、その7割は

痴呆症(認知症)か寝たきりなわけですから、家族や親族、そして

周囲への負担は大変なもの。

 

 

しかも国は、「在宅介護」を進めています。

出来る限り医療負担はしたくない。

家族に負担させる。

その行く先に待っている光景は、どの家族も不幸になるという図な

んですね。

 

 

こういう事態の中で、ここに言う「生前葬」の動きが出てきたのじゃ

ないか。

ぼくは、そう、思っております。

 

 

つまり、「老いた親の介護と財産問題」が、その背景にある。

 

 

今後、多くのかたがこの「生前葬」について考えるようになると思い

ますが、そのあたりもふまえながら、どのような死に方をすればい

いのかを、自分の問題として、いつも考えたいものだと思っています。

 

 

ふだん、いかにして、自分の体を健康に保つか。

自分だけの問題じゃなく、このことが、今後、一番、大切なことに

なるでしょうね。

 

 

生き方と、死に方。

今後は、これらが、ぼくたちみんなの問題になることは必至でしょ

う。

 

 

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ぼくたちの実際の老後は、上記のドラマのように、「笑って泣ける」

のじゃなく、「泣いて泣いて、さらに泣ける」ドラマになるのかも

しれませんぞ(笑)。

 

 

そのためには、みんなが元気なうちから、それとなく、老後の話題

を明るく、笑顔で、話しておく必要があるように思います。

まあ、なかなか、それができないのも……事実ですけれど……(笑)。

 

 

また、お逢いしましょう。

ご機嫌よう。

 

 

                      (筆者:ピース)